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地方空港の民営化

Posted on 2011-11-28

空港民営化が話題になっています。

日本には、27の国営空港、67の地方自治体管理空港、3つの民営空港があり、
国営の27空港の内、2009年度に営業損益が黒字だったのは羽田、新千歳、小松の3空港だけだったそうです。
福岡や那覇は、ビジネス客やリゾート客で利用客が多いイメージですが、それでも50億円以上の赤字を出しているそうです。

日本全国動き回っていると、「ここの空港は相当厳しいだろうな」と思うことも多いのですが、
赤字空港とはそういうことなのだと思います。

例えば、地方空港は就航本数も重要も少ないことから航空運賃が割高であることが多く、正規料金に近い金額。
そのため、「これだったら多少遠回りしても、他の主要空港や新幹線を使って現地でレンタカーを手配して行った方が良い」
と考える人は多いのではないでしょうか。
また、地方空港は概ね入っているお店も少なく、昔ながらの分煙もされていない喫茶店で時間を潰すしか選択肢が無いのも
結構苦痛だったりします。

記憶に新しいのは、2009年6月に開港した「静岡空港」
開港当初、どう考えても利用者が見込めないと思っていた人は少なくないと思いますが、
案の定の結果を迎えているようです。(2009年6月~2010年5月の搭乗客数:約61万人)

そもそも建設当初は、年間の利用者数534万人(97空港中の8番目)の需要予測をしていたそうですが、
新幹線の新駅構想から外れたこともあり、2003年には106万人まで下方修正しました。
当初の計画の5分の1までに縮小したにも関わらず、建設が続行されるのも不思議な話です。
結局、こういうがまかり通ってしまう体制が、赤字空港の蔓延を招いている原因の1つだと思います。

空港は公共性が高く、安全が第一に保証されないといけないところですので、
必ずしも民営が良いかと問われれば、頷けない部分もあります。
ただ、需要予測に誤りがあれば計画を中止する“民営の感覚”は最低限持てるような改革を望みます。

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株式会社観光文化研究所 井川今日子
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