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日本の人口減少とインバウンド戦略

Posted on 2013-04-05

今日伺っていた旅館の社長が日本の人口減少のニュースに触れて、
自館の販売戦略についてお話されていました。
「人口減とは言いつつも、うちがメインターゲットとしている東京、神奈川、千葉、埼玉の人口減少率は全国的に見ても低い。
 東京はむしろ増える見込みなので、今後も国内の主要マーケットへの販促に力を入れていきます。」
と冷静にニュースを分析され、販売戦略を立てていらっしゃいました。

先日、厚生労働省が
「全ての都道府県で20年から人口が減り、40年には7割の市区町村で人口減少率が20%以上と全国平均を上回る」と発表。
このようなニュースを見ると、「日本は人口減でマーケットが縮小するだけだから、海外に目を向けないと」と考えたくもなります。
業種によってはその通りというところもあるかもしれませんが、果たして旅館の場合はどうでしょうか?
旅館で言いかえると「日本は人口減でマーケットが縮小するだけだから、海外からインバウンド客を呼んでこよう」となります。
国内戦略をおざなりにしてでも、海外戦略に力を入れた方が良いと捉えたくなるかもしれません。

いま観光庁が掲げる訪日観光客の数は2020年に2500万人。※あくまで目標値。
一方、人口減とはいえ、2020年の日本の推定人口は1億2千400万人。
主に関東エリアの旅館の主要客層となる一都六県だけでも4239万人はいる推計です。
出典:『日本の地域別将来推計人口』(平成25年3月推計)

こうみると、やはり国内の対策を十分に講じた上でのインバウンド戦略にこそ意味があることがわかります。
ニュースに踊らされることなく、自社の状況や取り巻く環境を踏まえた視点を持つことが大切ですね。

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株式会社観光文化研究所 井川今日子
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