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通訳案内士試験の議論について

Posted on 2014-11-16

最近、通訳案内士試験の質についての議論がなされているようです。

※以下、東京新聞 2014年11月17日 朝刊 より一部抜粋
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団体側が問題視しているのは、一次試験の筆記試験のうち外国語を除く「日本歴史」「日本地理」「一般常識」の三科目だ。

ここ数年、細かい年代や地名、人名などを暗記しなければ解けない重箱の隅をつつくような難問や、
観光ガイドに必要ない知識を問う「珍問」が目立ち、受験者を悩ませているとする。
一方で、主要観光地や日本文化への理解力を測る問題が少なく、結果として通訳案内士不足を招いていると指摘する。

要望書を提出した団体の一つで約四百五十人が加入するNPO法人日本文化体験交流塾(東京都文京区)の米原亮三理事長は
「今の試験問題では、合格しても現場へ出るには教育をゼロからやり直さなければいけない。合格できずに無資格で活動する人を増やす恐れもある」と
心配する。その上で「観光対象となっている日本の伝統文化や主要観光地の知識を試すようにしてほしい」と話した。

観光庁によると、試験業務は日本政府観光局(独立行政法人国際観光振興機構)に委託し、問題は大学教員らによる各科目二人の試験委員が作成する。合格率は二〇〇三年の5・3%など一桁の年が多く、かつては司法試験や公認会計士試験と並ぶ難関資格の一つといわれた。人材確保のため〇六年、試験に関するガイドラインを定めるなど見直しが進み、一三年度は25・5%と過去最高だった。
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私も数年前に1度受験したことがありますが、その時の筆記試験では特に難問や珍問が出たとは感じませんでした。

私は資格を持っているわけでもないので、とやかく言える立場ではありませんが、
本当に質の良いガイドを排出するには、現状の筆記試験&面接よりも、
OJT研修&OJT試験が実態に則しているのではないかと思います。知識はもちろんですが、人間性も大事なのではないでしょうか。

大分前に、「通訳ガイドの資格を持っている人」と「資格は持っていないが興味がある人」を対象にした
ベテラン通訳ガイドによる研修会に出たことがあります。
明治神宮や表参道、根津美術館、浅草寺等のスポットを巡り、ベテランガイドの英語での説明を聞いて回るというものです。
ほとんどが、通訳ガイドの資格を持った人たちが参加していましたが、中には失礼ながら、
「この人知識はあるかもしれないけど、身だしなみがまずいよね・・・とか、コミュニケーションは無理でしょう!?」と感じてしまう人が
複数名いたのを覚えています。

もちろんOJT研修&OJT試験なんていうと、試験官の人手がかかり、現実的でないのは承知ですが、
今ある枠組みの中で、改善を思案するだけでなく、幅広い視点での改善策を期待したいと思います。

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株式会社観光文化研究所 井川今日子

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