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宿側ではコントロールできないお客様の行動にどう対処するか?

Posted on 2020-05-24

日本各地での緊急事態宣言の解除に伴い、各宿泊施設であらゆる感染防止対策が講じられています。

『宿側でコントロールできること』は良いのですが、問題は『宿側ではコントロールできないこと』への対応です。

主に、お客様の行動が当てはまるでしょう。   そもそも感染の疑いのあるお客様の入館をどう防ぐかというのが悩みの種ではないでしょうか。  

入館時に検温を行う動きも出てくると思います。

検温の体制を整えるのは簡単ですが、導入するからには発熱があったお客様をどう扱うか迄考えておかなければなりません。

発熱が確認されたお客様が、検温を担当したスタッフを、時には脅しを交えながら言い包める場面が出てくるのでは?と容易に想像できます。  

他にも、公共スペースでのマスク着用を義務付けていても、旅の解放感もあり、全員が従うとは到底思えません。  

 

このような場合に、ルールを守って下さらないお客様に対して、ファーストステップ(初期対応)として、スタッフがどう行動するかを考えておく必要があります。

最初の対応を誤ってしまうと、全てのお客様に対して安心・安全な空間が担保されなくなることが懸念されます。  

 

新型コロナウイルスの封じ込めに成功している台湾の宿泊施設ではどうしているのか気になって調べてみたところ、シェラトングループのホテルでは下記のお知らせがありました。

―――

疾病管制署の防疫規制を受けて、シェラトングランド台北ホテルでは、ロビーに赤外線サーモグラフィを設置して、入場者の体温を測定しています。

* スタッフ及び協力業者全員がマスク着用の上、体温測定を行います。

* ホテルでのチェックイン時、お客様へ体温測定の協力をお願いします。

* もし37.5度以上の発熱、また咳などの症状があった場合、ホテルスタッフが医療手配のお手伝いを致します。

* ホテルには保健局への届け出の義務があり、お客様の入場を拒否する権利が御座います。

―――

https://www.sheratongrandtaipei.com/event_content.php?id=410

※スクロールすると日本語が表示されます  

 

発熱があるお客様が来館した場合、ホテル側に保健局への届け出の義務が生じる上、入場を拒否する権利があることが記されています。

日本の宿泊施設でも、虚偽の申告をしたら宿泊施設がペナルティを食らってしまうというくらいの強制力を持たせないと本当の意味での感染防止策は講じられないと思います。 

良くも悪くも国民に『要請』しかできない日本。

宿泊施設を始めあらゆる観光施設側が、利己的な消費者に屈せずに徹底した水際対策を講じられるよう、

また、経済活動のスムーズな復興のための『強制』を効果的に取り入れる必要があると考えます。  

 

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株式会社観光文化研究所 井川今日子

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