「2021年01月」の記事一覧

【Withコロナ】の生活様式、消費行動が基本型になることを見据えて

Posted on 2021-01-04

1月2日・3日に、例年通り「箱根駅伝」が開催されました。

昨年のオリンピック・パラリンピックの開催延期を筆頭にあらゆるスポーツ大会が開催中止になってからというもの、箱根駅伝の開催も危ぶまれる話題も挙がっていましたが、「応援したいから応援に行かない」というキャッチコピーとともに、大会側から沿道や中継所、スタート・ゴール地点での応援・観戦は控えてテレビ等で応援・観戦するよう協力を促した上での開催となりました。

今回の箱根駅伝の開催は、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長も「無観客で開催するというが、沿道の観衆をどうするのか」と注目していたようでした。

私は自宅でTV観戦していましたが、大会側の意向とは反し、沿道には例年通りとまでは言いませんが、それなりに観客がいたなという印象でした。

屋外で自分の好きな場所で、他人とは距離を取りながら、短時間静かに観戦すれば問題ないという考えも理解できなくはないですが、今後のスポーツ大会の開催可否を左右するマイルストーンとなる大会であったでしょうに、少し残念に思いました。

年末年始は、新規感染者数も重症者数も圧倒的に増えている上、感染力が強い変異種も出てきていて、状況が明らかに悪化しているにも関わらず、同時期の音楽祭やスポーツ大会・イベントが一斉中止になるようなことはありませんでした。
昨年の緊急事態宣言発令の頃とは比較にならないほどの逼迫度にもかかわらずです。

このような状況を目の当たりにすると、【Postコロナ】を待っていつまでも中止・延期にするのではなく、無観客でも開催したり、入場制限を設けながらコロナ感染予防対策を徹底しながら開催する等、【Withコロナ】を前提とした生活様式、消費行動が定着していくのだなと考えさせられます。

観光・旅行業界にとってもWithコロナで旅行を楽しむのが当たり前になり、受け入れ側も昨年急遽導入せざるを得なくなったコロナ対策下の受け入れ体制が普通になっていくのだと思います。

というのも、昨今のコロナ対策は平常時でも合理的であることが少なくないからです。

宿泊施設であれば、宿泊客に来館時に手指を消毒してもらってから館内に入っていただいた方が、当然館内に菌やウイルスを持ち込むリスクをグッと減らすことができます。

料理提供の場においては、特に洋食スタイル(椅子テーブル席)の場合は、スタッフがお客様よりも高い位置からの接客サービスになる為、スタッフの飛沫が気になります。和食スタイル(畳席)の場合は、スタッフがお客様と目線の高さを合わせた状態で接客サービスをすることが多いので洋食スタイルほどではありませんが、それでも気になります。

料理提供のスタッフには常にマスクを着用してもらった方が安心して料理を楽しめるという方が多いのではないでしょうか。

客室の衛生面でも、従来の清掃項目にプラスしてウイルス除去に配慮した清掃をしてもらったり、やはりウイルス除去に効果のある空気清浄機があった方が一層安心した滞在ができます。

先日視察で行ったホテルでは、コロナ対策が今後のスタンダードになることを意識した対策が見られました。
消毒液は、アルコールが平気な方向けと苦手な方向けに2種類常備していて好きな方を選べるようにしていたり、スタッフのマスクは宿名の刺繍が入った統一したものを着用していました。
(余談ですが、それ以外のいわゆる普通のマスクを着用していたスタッフが一部いたのですが、いかにも“派遣”という感じで、なんとかしたら良いのに…と違和感を覚えました)

これまで、コロナが収束するまでと、“一時的に”とか“とりあえず”で対策していたものを、“この先も継続していく”もの、という認識で見直してみることをお勧めします。

例えば、新型ウイルス感染防止策を、過去の1ブログに記載して終わりにするのではなく、随時アップデートを掛けたり、TOPページの目立つ位置に直ぐに該当ページにリンクできる「当館の感染予防対策バナー」を設けたり、HP制作会社に依頼して対策状況が一目で伝わる写真を掲載したり、見やすいレイアウトにしたりと費用を掛けて一旦きちんとしたページを設けても良いかも知れません。

検温に人手がとられてしまっている場合には、自動検温器の導入してこれまで割いていた人手を浮かすことを検討するのも良いでしょう。
先述のホテルの事例のように、宿のブランドイメージを意識して、宿オリジナルのマスクを導入するのもアリだと思います。

また、マスク無しに外出できない日々が今後も続くため、基本のアメニティの1つにマスクを取り入れるのも一考かも知れません。


いまはまだ【Postコロナ】を期待するよりは、【Withコロナ】時代をいかにうまく生きて行くかを意識した行動が求められています。
今後もしばらく続くと予想されるコロナ対策に於いて、効率の悪い点、宿のコンセプトとはそぐわない点等があれば思い切って納得の行く形に見直してみてはいかがでしょうか。

 

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株式会社観光文化研究所 井川今日子 *観光文化研究所公式HPはこちら。

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